安心を預けられる場所

私の友人の体験談になるのですが、彼女のおじいさんの最期は有料老人ホームで過ごす事を親戚で決めたそうです。
戦後の厳しい景気の中で、日本人ではない事を妻以外の家族に隠し続けながら、かなりの財産を作って来た男の中の男だったとか・・・。
実際戦争が起こる前におじいさんの家族は、韓国から一家総出で出て来ました。
戦争が差し迫るにつれ厳しい状況になってくる彼らの立場・・・一家からはなれて妻とともに大阪の下町で事業を興しました。
もちろん戦争の影響もあって、商いはうまくいくはずもなく・・・それが子供達が生まれた戦後からめきめきと売り上げを伸ばし、その界隈では一目置かれるほどになり、かなり裕福な生活をされたそうです。
でも、その反面苦労も半端ではなかったそうで・・・それを全て身近で見ていたおばあさん、つまり奥さんは「いつか幸せにしてあげたい」と願っておられたそうです。
とはいえ、自分に厳しいおじいさん、なかなか余程の事でも喜んではくれなかったそうです。
奥さん始め、お子さん達もかなり努力をされたそうですが、あまり功を奏さなかったとか。
最期の2年は、有料老人ホームで過ごすことになった彼・・・それは家族が介護に疲れ果てての決断でしたが、ホームに入った途端に、なんとも幸せそうにお過ごしになったのだそうです。
もちろん日々通ってくれる奥さんや娘さんがあってこそだったとは思いますが、現場のプロである看護士の方に大事にされたり、他の入所者の方に尊敬される事が彼の生き甲斐となったのだと友人は語っていました。
家族で抱え込むよりも安心を預ける事の出来る「有料ホーム」を利用するのはご本人にとっても良い選択だったそうです。

Posted in 家族も安心できる有料老人ホーム

コメントは停止中です。